うららのゆるーい日常 etoile917.exblog.jp

好きなリンク先を入れてください

カテゴリ:ま行-わ行の作家( 3 )




北見藩藩主の北見重興は、新参の伊東成孝に藩政を任せ切りにしており、「病重篤」を理由に代々の家老衆によって隠居させられる(いわゆる「押込(おしこめ)」)。重興は藩主の別邸・五香苑の座敷牢に幽閉され、佞臣(ねいしん)の成孝は切腹した。
実は、この「押込」には裏があった。重興は記憶が途切れたり、不可解な言動をしたりすることがあり、その原因が悪霊にあると考えた成孝は、真相を調べるため重興に近付いたようなのだ。しかも悪霊には、「御霊繰(みたまくり)」なる謎の言葉が関係しているらしい。作事方の家に生まれた各務(かがみ)多紀は、運命の糸に導かれるように事件に巻き込まれ、若き医師の白田登、従弟の田島半十郎、元江戸家老の石野織部らと、重興を救うため奔走することになる。
(Amazonより引用)


題材はちょっとショッキングではあったけど、重興の奇妙な行動は多重人格のためなのか、それとも重興自身がそれを装っているのか、などと思いながら興味深く読んだ。

禍々しい状況が明らかにされていく中で、真っ直ぐな半十郎、純粋なお鈴や金一の存在が心を和ませてくれる。

最後は自然と笑みが浮かんでくるような終わり方でよかった。

さすが宮部さん、おもしろかった。



ブログランキング・にほんブログ村へ






[PR]
by etoile_yhm917 | 2018-01-04 17:27 | ま行-わ行の作家 | Trackback

BUTTER:柚木 麻子


d0372605_17454381.jpg

高齢の男性に巧みに取り入り、彼らの心を虜にした梶井真奈子。
彼女は若くもなかったし、美しくもなかったが、関わった男性たちが次々と死んでしまい、連続殺人の容疑で逮捕される。

どこかで聞いたような事件だけど、記事を書くため、週刊誌の記者里佳は梶井と面会し、取材を続けていくうちに梶井に囚われていく。

柚木さんの作品はわりと好きだけど、これはなんだか入り込めなかったなー。
梶井の価値観が全く私とはかけ離れていたからか。
私自身があんまり食べ物に興味がないからなのか。
料理の様子やレシピなどの描写はとても丁寧だったとけど、そこに興味がないからか、あまりにこってりとした料理ばかりが出てきておいしそうだと思えなかったからか。

いつも言うように共感できなくても感動することはあるのだけど、これは何も残らなかった。
正直、料理も梶井のキャラも濃厚すぎて胸やけしそうだった。

ただ、エシレバターというのは聞いたことあるけど、そんなに美味しいのか、今度機会があったら買ってみようかとは思った。



ブログランキング・にほんブログ村へ






[PR]
by etoile_yhm917 | 2017-12-08 20:44 | ま行-わ行の作家 | Trackback

孤狼の血:柚木 裕子


d0372605_20564111.jpg

映画化されるのを知って、そして作者が柚木裕子さんと知って読んでみた。


ヤクザものはちょっと…。
警察と暴力団の癒着かー。

というような気持ちで読み始めたのだけど、たしかに気持ちのいい物語とは言えないけど。
いつの間にか引き込まれて読んでた。

各章の冒頭にある日誌、削除してあるのが気になってはいたのだけど、そういうことだったのか。
最後はビックリだね。

孤狼の血というタイトルの意味がスーッと心に染み入った。 


どうなんだろう。
相変わらずあらすじは書かないけど、だから何ヶ月か後にこの感想読み返してもどういう物語だったのかさっぱりわからないと思うけど、いいのか、悪いのか。
日岡は正しいのか、どうなのか。
根絶できれば一番いいんだろうけど、それができないのであれば大上のような存在が必要なのか。
必要悪なのか。

後からジワーッと考えさせられる作品だった。


余談だけど、プロローグの班長は大上? それとも何年か後の日岡なのだろうか。


[PR]
by etoile_yhm917 | 2017-10-18 21:01 | ま行-わ行の作家 | Trackback